【WordPress】プラグインを公式登録する

WordPressの管理画面からプラグイン検索をしてインストールできるようにするため、WordPress.orgのPlugin Directoryに登録する。

プラグインを作成する

まず登録するプラグインを作成する。
作成の仕方にはルールがあり、以下のページに詳しく書かれている。
プラグインの作成 – WordPress Codex 日本語版

主なルールは以下の通り。

エンコーディング

ファイルは必ずUTF-8エンコーディングにすること。

ソースコードの使用言語

原則として全て英語で記載する。
ただし、日本国内でのみ配布する場合は日本語使っててもオッケー。

標準プラグイン情報

プラグインの主なPHPファイルの先頭に、標準プラグイン情報を記載する。

<?php
/*
Plugin Name: (プラグインの名前)
Plugin URI: (プラグインの説明と更新を示すページの URI)
Description: (プラグインの短い説明)
Version: (プラグインのバージョン番号。例: 1.0)
Author: (プラグイン作者の名前)
Author URI: (プラグイン作者の URI)
License: (ライセンス名の「スラッグ」 例: GPL2)
*/

[プラグインのソースコード]

?>

ライセンス

ライセンスはWordPressと同じGPL2で良い。
ライセンスに関する記載は、上記標準プラグイン情報と一緒にソースコードに書くか、付属のテキストファイルなどに記載する。

WordPressプラグインの公式登録

公式登録の方法については、公式サイトにて説明されている。
Plugin Developer Handbook(英語)

以下より、順に進めていく。

WordPress.orgのアカウント登録

まず、WordPress.orgにアカウント登録を行う。
登録ページが分かりにくいので、以下のリンクからアクセスする。
登録ページ(英語)

WordPress.com のアカウントと共通ではない

WordPress.org登録画面

購読チェックボックスは外して、必須項目の入力して、非ロボットの証明をしてから「Register」をクリックする。

しばらくすると、WordPress.orgからメールが届くので、ログインする。

WordPress.orgからプラグインの登録申請を行う

  1. Plugins」→「Developers」をクリックする。
    WordPress.org Plugins → Developers

  2. 左メニューにある「Add Your Plugin」をクリックする。
    WordPress.org Add Your Plugin

  3. プラグイン名説明プラグインURL(readme.txtを含むプラグインを圧縮したzipファイルのURL)の3点を入力し、「Send Post >>」をクリックする。
    プラグイン登録申請入力画面

  4. 申請に問題がなければ、1日~1週間後にSubversion(SVN)のリポジトリURLがメールで届くので、各自の環境からコミットする。

申請で拒否される例

試しにやってみたら拒否られたので、ケース共有。

拒否された理由:
使用している関数名がユニークとは言えない

返ってきたメールに以下の一文が。

Please update your plugin to use more unique names.
function [XXX] is not unique to you.

関数名をユニークっぽく修正して、指摘メールに添付して返信したら、無事申請に通った。

Subversion(SVN)へのコミット(Windows/TortoiseSVN編)

承認メールは以下のような感じでリポジトリURLが記載されている。

WordPress承認メールのリポジトリURL

リポジトリとは倉庫のようなもので、ソースをバージョン毎に管理してくれるものである。

作ったプラグインソースをリポジトリに送る必要があるので、まずはバージョン管理用のクライアントソフトを準備する。

TortoiseSVNのダウンロード・インストール

  1. 以下のページより、TortoiseSVNをダウンロードする。(無料)
    TortoiseSVN プロジェクト日本語

    自動解凍形式のインストーラなので、ダウンロードファイルをダブルクリックして、指示通りにボタンをカチカチしてればインストール完了する。
    TortoiseSVNインストール画面

    インストールが完了したら、画面の適当なところで右クリックすると、コンテキストメニューにTortoiseSVNのメニューが追加されている。
    TortoiseSVNコンテキストメニュー(英語)

  2. デフォルト言語は英語なので、日本語にしたい場合は、ダウンロードページからLanguage Packをダウンロードしてインストールする。(日本語のLanguage Packは、○○-ja.msiのファイル)

    Language Packをインストールしたら、右クリック→TortoiseSVN→Settingsで設定画面を開き、Languageから「日本語」を選択する。

    SVNコンテキストメニューからSettingsを選択

    SVN Languageから日本語を選択

    適用すると、日本語になる。

    TortoiseSVNコンテキストメニュー(日本語)

TortoiseSVNを使ってコミット

いよいよ承認メールで送られてきたリポジトリURLにプラグインソースをコミットする。

  1. まず、右クリック→TortoiseSVN→リポジトリブラウザを選択する。
    SVN リポジトリブラウザを選択

  2. URL入力画面に、承認メールに記載されているリポジトリURLを入力する。
    SVN リポジトリURLの入力

  3. しばらくすると、リポジトリの内容がブラウザに表示される。
    SVN リポジトリブラウザ

  4. trunkディレクトリの下に、プラグインファイルをコピーする。
    直接エクスプローラからリポジトリブラウザにドラッグ&ドロップすると、コミットメッセージの入力欄が表示されるので、適当に入力する。
    SVN コミットメッセージ

  5. ユーザー認証を求められるので、WordPress.orgのユーザーパスを入力する。
    SVN ユーザーパス入力画面

以上

これで、プラグイン検索からダウンロード可能になる。

投稿者: Output48

中学生の時に初めてHTMLに触れてからホームページ制作を独学で始める。 ベンチャー企業の営業、大手企業のPG・SEを経て、独立。 現在はとある企業のCTOと、変な名前の会社の社長をしてる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください